庭木の抜根は、特に大きな木や根が深く張っている木の場合、手作業だけでは難しい場合があります。そのような場合に、てこの原理を利用して抜根することが効果的です。以下に、てこの原理を使った庭木の抜根方法を説明します。

▼材料と道具

・レバー棒や大きな木のための強固な木製のポール

・ロープまたはチェーン

・シャベルやスコップ

・地面を掘るためのピッケル

▼手順

①準備作業：

まず、庭木の周囲の土地を整備します。周囲の草や小さな植物を取り除き、作業スペースを確保します。

②レバー棒の準備：

抜きたい木の近くに、木製のレバー棒やポールを用意します。レバー棒は木の幹に取り付けるか、または地面に固定しておきます。

③ロープまたはチェーンの取り付け：

抜きたい木の幹にロープやチェーンをしっかりと結びます。ロープやチェーンは木の幹に最も近い位置で取り付けるようにし、できるだけ強固に固定します。

④レバーを使って抜く：

レバー棒を用意した位置に配置し、ロープやチェーンをレバー棒の上端に巻き付けます。レバーを持ち上げる力を加えると、木の根から引き抜く力が生じます。慎重に力を加えながら、木をゆっくりと引き上げます。このとき、木の根が地面から引き抜けるまで、徐々に力を加えるようにします。

⑤地面の掘削：

木が地面から引き抜けるまでの間、地面を掘削して根が解放されるようにします。ピッケルやスコップを使って、根が地中に広がっている部分を解放します。

⑥安全に抜根：

木が地面から完全に引き抜かれると、周囲の安全を確保するために注意します。木が倒れる可能性があるため、周囲に立ち入らないようにし、十分な安全距離を保ちます。

この方法を使えば、大きな木でもてこの原理を利用して比較的容易に抜根することができます。ただし、木のサイズや根の状態によっては、プロフェッショナルな手助けが必要な場合もあります。